1945s ALLADIN M-1942 GI STOVE

Coleman設計のAlladin製造のシングルバーナーです。
1942年〜1945年に軍用として製造され、モデルとしては初期モデルとそれ以外の２モデルが存在します。

ステンレス製のタンクに真鍮部品と丈夫で軽量に造られ、主に落下傘部隊で使用されていたそうです。
シンプルかつタフな構造で、戦時中の厳しい環境下にいたにも関わらず良い状態で現存しているものが多いです。

火力も強く、湯沸かし、調理にと現代のバーナーと変わりなく使用できます。
初期モデル以外はバルブが火力調整のノブとの情報がありますが、強弱の変化をあまり感じられない仕様になっております。

シングルバーナーの中でもサイズが小ぶりですが、五徳と足が可動するギミックになっており、安定して使用することが出来ます。

製造年月は1945年になります。
年代相応の小傷はありますが、大きな傷、凹みもなく綺麗な個体です。
ラベルは全体的に剥がれてしまっており、使用にあたって剥離してしまう可能性があります。
また、タンク底足の側に燃料が軽く滲む程のピンホールがあった為、当方でステンレス用ハンダ付で補修してあります。※写真参照
補修後、耐圧テストを実施し漏れ・問題のないことを確認済みです。

クリーニングレバーのグラファイトパッキンは初期の使用により緩むことがありますので、ナットの締め込みを少し強めにしております。

オリジナルの付属品として、コンビネーションレンチ、アルミケースの蓋が欠品しています。
非常にパーツロスの多いモデルで、全て揃っている方が珍しいです。

他付属品として、交換用のジェネレーターが２つ（ポンプ内とフレームのボックスに収納）、クリーニングレバーとバルブ部分のグラファイトパッキンが付属しています。※交換用のグラファイトパッキンは新品ですが、当時のものになりますので、経年劣化・硬化がある為使用は出来ないものと考えてください。

パーツは全て分解・洗浄を行い丁寧に組み上げており点火テスト済みの好調なバーナーです。
マニュアル通りの点火可能です。点火方法は下記の点火手順と点火テスト動画をご覧ください。

【点火方法】
1.ポンピングを20〜40回する。
2.クリーニングニードルを上下させ、クリーニングを行う。(レバー上向きがニードルが下がった状態です。)
3.プレヒートカップに燃料をいっぱいまで入れ点火し、プレヒートを行う。
4.アルコールが燃え尽きたら火をバーナーに近づけ、バルブをゆっくりと少し開放し、点火する。(プレヒートの火が消える直前に、その火を利用して点火することも可能です。)
5.安定点灯後、バルブを全開放する。
6.追加ポンピングを10〜15回する。

※プレヒートが不十分だったり、点火の際にバルブを一気に開け過ぎると生火が大きく上がってしまいます。

小傷やスレ、ペイントロスやスクラッチ、錆、凹み、塗装の傷み等ある場合がございますので画像と下記の『商品特記事項』にてご判断ください。

万が一見落とし、記載漏れ等があることもございますのでご不明点や気になること等がございましたらお気兼ねなくご質問ください。

◉点火テスト動画はこちらから
※youtubeで再生します。

『商品特記事項』

•ブランド Alladin（アラジン）
•製造元 　Alladin（アラジン）※設計コールマン
•アイテム シングルバーナー モデルM-1942
•製造年代 　1945年
•状態 　USED（ビンテージアイテム）

[コンディション]

•フレーム 　分解洗浄済み、歪みなし、焼けあり、錆取り加工済み
•タンク 　小傷ありますが非常にコンディション◎、タンク内汚れ・錆除去済み※シーラント加工等は行なっておりません
•ポンプカップ 　オリジナル品を洗浄済み、オイル注入済みでポンピング良好
•クリーニングレバー 　分解・洗浄済み、新品グラファイトパッキンに交換済み
•バルブ一式 　分解・洗浄済み、新品グラファイトパッキンに交換済み
•ジェネレータ 　分解・洗浄済み
•バルブホイール 　多少の焼けあり、分解・洗浄済み
•フィラーキャップ 　分解・洗浄済み、パッキン新品（U’s Lantern商品）に交換済み

[その他]

使用済みのビンテージアイテムのため、凹み・傷等があることがございます。ビンテージ特有の味としてお楽しみください。また、当店のポリシー、メンテナンスに関する考え方は、ABOUTにてご一読ください。
点火テストによりフレーム・バーナー部分に煤汚れが付着します。テスト後軽くクリーニングを施しますがご了承ください。

[ビンテージランタンについて]

消耗品（ポンプカップやチェックバルブ・ジェネレーター等）については、再利用可能な状態と判断した場合は、洗浄・清掃によるメンテナンスを行っております。交換が必要な場合、デッドストック品またはリプロ品に交換しています。また、出来るだけ低下価格でご購入いただけるように、部位によってはオリジナル商品を使用しています。